PA45 第20回 ・ 補助資料

アダプティブ カード デザイナーの使い方

カードの見た目をマウスで組み立てて、JSONを自動で作ってくれる公式ツール。今回の「検品」で使います。

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STEP 0

まず画面の全体像(4つのエリア)

開くと少し情報量が多く見えますが、役割は4つだけです。※画面の表示は英語です。

New card Select host app:Microsoft Teams Theme:Light Target version:1.5 Copy card payload Preview mode
① CARD ELEMENTS
Containers
  • Container
  • FactSet
  • ColumnSet
  • Table
Elements
  • TextBlock
  • Image
  • ActionSet
Inputs
  • Input.Text
  • Input.ChoiceSet
✈ 出張申請が届きました
山田 太郎
行き先名古屋
概算費用¥42,800
申請内容を開く
③ CARD STRUCTURE
▾ AdaptiveCard
 ▾ Container
  TextBlock
 FactSet
 ActionSet
ELEMENT PROPERTIES
要素を選ぶと
ここで設定を編集
④ CARD PAYLOAD EDITOR
// 組み立てた内容がJSONで自動生成される(ここに貼り付けてもOK)
{ "type": "AdaptiveCard", "version": "1.5", "body": [ … ] }
エリア役割
① CARD ELEMENTSカードの部品置き場。ここから中央にドラッグして追加します。
② 中央(プレビュー)実際の見た目。選んだホストアプリの見え方で表示されます。
③ CARD STRUCTURE +
ELEMENT PROPERTIES
上=部品の入れ子構造(ツリー)。下=選んだ部品の設定パネル(色・サイズ・太さなど)。
④ CARD PAYLOAD EDITORJSON。マウス操作すると自動で書き換わり、JSONを貼れば見た目に反映されます。
使い方

今回やる流れは、この5ステップ

Copilotが作ったJSONを貼って、Teamsでの見え方を確認し、直して、持ち帰る ── が基本の型です。

  1. Select host app を「Microsoft Teams」にする

    ここがいちばん大事。既定は Bot Framework WebChat なので、Teams に切り替えると「実際にTeamsで見たときの色・余白」で表示されます。検品はこの状態でやります。

    選べるホストアプリ例:Bot Framework WebChat / Outlook Actionable Messages / Microsoft Teams / Viva Connections / Widgets Board など。届け先に合わせて選ぶのがコツ。
  2. Target version を 1.5 にする

    カードの「文法バージョン」。新しすぎるとTeamsで表示できないことがあるので、1.5にしておくと安全です。

  3. CARD PAYLOAD EDITOR にJSONを貼る

    Copilotに作ってもらったJSON、または配布JSONを丸ごと貼り付け。貼った瞬間に中央のプレビューが変わります。ゼロから部品を並べる必要はありません

  4. 気になる所を直す(=検品)

    中央のプレビューで部品をクリックすると、右下の ELEMENT PROPERTIES で色や太さを変更できます。JSONを直接書き換えてもOK。

  5. Copy card payload でJSONを持ち帰る

    上部のこのボタンでJSON全体をコピー。あとは Power Automate の「アダプティブ カードを投稿…」のメッセージ欄に貼るだけです。

    迷ったら:Preview mode を押すと、ボタンを押せる状態で最終確認できます(元に戻すともう一度編集できます)。
今回の検品ポイント

Copilotの出力を、ここだけ直す

Copilotは見出しを emphasis(グレー地)で作ってくることがあります。デザイナーで確認して accent に変えると、狙いどおりの色帯になります。

Copilotの出力
"style": "emphasis"

動くけれど、見出しがグレー地であっさりした印象。

配布版(検品後)
"style": "accent",
"bleed": true

色帯が付いて、ひと目で内容が伝わるカードに。

色は受け手のテーマで変わります。明るいTeamsでは水色の帯、暗いTeamsでは濃紺の帯で表示されます。どちらでも読めるようになっています。
早見表

よく使う部品(CARD ELEMENTS)

部品何をするもの
TextBlock文字を置く。サイズ・太さ・色を変えられる(見出しにも本文にも)。
FactSet「項目:値」を整然と並べる表。今回の行き先・期間・費用はこれ。
Container部品をまとめる箱。style を付けると背景色が付く(=色帯の正体)。
ColumnSet横に並べる。左に名前・右にバッジ、のような配置ができる。
Image画像・アイコンを置く。
ActionSetボタンを置く。今回は「申請内容を開く」(Action.OpenUrl)。
Input.Text ほか入力欄。回答を受け取りたいときに使う(第21回で登場)。
全部覚えなくて大丈夫。今回のカードで使うのは Container・TextBlock・FactSet・ColumnSet・ActionSet の5つだけです。
発展

新しいデザイナーもあります

Microsoft公式の新版。サンプルが豊富で、Copilot/Teams/Outlook向けの作例がそろっています。慣れてきたらこちらも。

講座で使うのは従来版(上の adaptivecards.io)です。ホストアプリをTeamsに切り替えて見え方を確認する流れが分かりやすいためです。
PA45 第20回 補助資料 / 出典:Microsoft Learn(Adaptive Cards)・Adaptive Cards Designer
画面のラベルは英語表記です。人名・数値はすべて架空のサンプルです。
本内容は公開日時点のものです。Microsoftの仕様・画面は今後変わる可能性があります。