は
はる(Haru)
X:@isamu_Automate
AIが画面を操作する時代に、
PADが活躍できる場所
── 同じ作業をComputer useと比べてみた
Happy Low-Code【ゲスト回】 / 2026.10.26

PAD

Computer use
次へ ▶ 自己紹介
自己紹介
は
はる(Haru)
X:@isamu_Automate
製造業・非IT部門からのスタート
社内:Power Platform の推進・講座
社外:Power Automate 45分講座 PA45 を毎週開催/PLUG(広島)発起人
Microsoft 認定トレーナー
2026年10月〜
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ これまでの歩み:私の自動化は PAD から始まった
これまでの歩み:私の自動化は PAD から始まった
気持ちの上がり下がりをグラフにしたもの(2026-03 一歩をフミダセTV で話した内容より)
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ PAD を始めたとき、師匠に最初に言われたこと
PAD を始めたとき、師匠に最初に言われたこと
会社の PAD の師匠フローを作り始める前に、業務フローを整理して、断捨離して、手順を1つずつ Excel に書くこと。クリック1つまで。
▶
▶
③ Excel に1つずつ
手順を書く
クリック1つまで
この話は、最後にもう一度出てきます
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ 師匠に書けと言われた表(今日の題材で書くと)
師匠に書けと言われた表(今日の題材で書くと)
人なら1分の作業でも、1行に1つの操作・クリック1つまで書く
PA45の次回を調べる_手順.xlsx
| A | B | C | D | E |
| 1 | 画面 | 操作 | 対象 | 入力・値 | 確かめること・止めどころ |
| 2 | Edge | 開く | connpass | https://connpass.com/ | トップが出たか |
| 3 | トップ | クリック | 検索欄 | ― | ― |
| 4 | トップ | 入力 | 検索欄 | PowerAutomate45(変えない) | ― |
| 5 | トップ | クリック | 🔍 ボタン | ― | 開催前だけ・2件か |
| 6 | 検索結果 | クリック | 1件目のタイトル | ― | 0件なら、ここで止める |
| 7 | イベント | 読み取る | 開催日時 | ― | PA45 の回か確かめる |
| 8 | ― | 表示する | メッセージ | 日付と URL | ― |
今日の題材を、師匠の教えのとおりに書いた例(第4章でもう一度使う)
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ ちょっと面倒
正直な気持ちは……
ちょっと面倒……
早くフローを作って、動かしたいのに
次へ ▶ きょうの問い
きょうの問い
AI が画面を見て、クリックも入力もする時代になった
Copilot Studio の Computer use
では、
PAD をやる意味は
まだあるのか
イラスト:いらすとや
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ 今日の2つの道具は、どこにあるのか
今日の2つの道具は、どこにあるのか
Copilot Studio は Power Platform の一員。Computer use は Copilot Studio のエージェントが使うツールの1つ(Microsoft Learn)
Happy Low-Code / Haru
PAD ×
Computer use
次へ ▶ PAD とは:決めた手順で、画面を操作する
PAD とは:決めた手順で、画面を操作する
Power Automate for desktop の略。いわゆる RPA
検索欄・ボタンなど、
押す場所を人が決めて並べる
Windows 10/11 なら、
手元で人が動かす使い方は追加費用なし
Microsoft Learn「Power Automate licensing FAQ」(2026-09-22 確認)
Happy Low-Code / Haru
いまの話:PAD
次へ ▶ Computer use とは:AI が画面を見て、操作する
Computer use とは:AI が画面を見て、操作する
AI が画面を見て、次に押す場所を決める(実画面)
Copilot Studio の
エージェントが使うツールの1つ
やりたいことを文章で頼む。
押す場所はAI がその場で決める
1手ごとに Copilot クレジット
(標準モデルで5)
Microsoft Learn「Automate web and desktop apps with computer use」(2026-10-20 更新)
Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ 2つを人にたとえると
同じ仕事ができる2つ。でも性格はまったく違う。人にたとえると……
PAD
真面目すぎる人
決めた手順以外は、やらない
1つでもズレたら、そこで止まる
vs
Computer use
臨機応変に進める人
とりあえずやってみて、ダメなら別の手
その場で考えながら、どんどん進む
イラスト:いらすとや
次へ ▶ ゴールまでの道のり
ゴールまでの道のり
ゴール:AI が画面を操作する時代に、PAD をやる意味を見つける
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ 第1章 しくみ
今日のゴール:AI が画面を操作する時代に、PAD をやる意味を見つける
第1章 しくみ
どちらも画面を操作する。
でも、中で起きていることが違う
ここから:同じ作業を両方で作ってみた。
まずは作り方の違いから
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ 題材:毎週やっている、4ステップの画面作業
題材:毎週やっている、4ステップの画面作業
connpass(勉強会の申込みサイト)で、PA45 の次回の日付と URLを控える
2入れて🔍を押す
「PowerAutomate45」
Happy Low-Code / Haru
PAD ×
Computer use
次へ ▶ PAD:作るときに決めて、そのとおりに押す
PAD:作るときに決めて、そのとおりに押す
最後に「2026/10/29(木)」と表示(実画面)
検索結果のページを直接開く形に、人が直した(4アクション)
Power Automate for desktop の実画面(2026-10-25)
メモ:▶の前に Edge を完全に閉じる/スライドは Chrome で開く/URL は 2026/10/26 固定
Happy Low-Code / Haru
▶ デモPAD を実行
いまの話:PAD
次へ ▶ Computer use:やりたいことを文章1つで頼む
Computer use:やりたいことを文章1つで頼む
Copilot Studio の実画面(2026-08-14・2026-10-24)/モデル:Claude Sonnet 4.5
Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ Computer use は「撮る→考える→押す」のくり返し
Computer use は「撮る→考える→押す」のくり返し
Copilot Studio のテスト画面(2026-10-24)
Happy Low-Code / Haru
▶ デモComputer use を実行(PowerAutomate45)
いまの話:Computer use
次へ ▶ 第2章 ざっくり頼むと
今日のゴール:AI が画面を操作する時代に、PAD をやる意味を見つける
第2章 ざっくり頼むと
Computer use に、
ざっくりした1文で頼んでみた
第1章で分かったこと
PADどこを押すかは、作るときに人が決め終えている
AIどこを押すかを、実行のたびにその場で決める
つまり違いは、判断をいつ・誰がしているか
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ ざっくりした1文で頼むと:答えは合っていた
ざっくりした1文で頼むと:答えは合っていた
頼んだ文
(これだけ)
https://connpass.com を開き、「PowerAutomate45」で検索して、次回イベントの日付とURLを記録してください。
どこを押すか・0件ならどうするか・どう確かめるかは、書いていない
2026-10-24 実測。1手5クレジット=Microsoft Learn computer-use(Claude Sonnet 4.5=標準)/テスト実行も消費される(管理センターで確認)/¥換算=25,000クレジット ¥29,985 のパック単価
Happy Low-Code / Haru
↩ デモの結果17枚目で動かした分
いまの話:Computer use
次へ ▶ ただし途中で、答えの画面を手放し、行ったり来たり
ただし途中で、答えの画面を手放し、行ったり来たり
アドレス欄:最初は開催日の絞り込みつき → あとは絞り込みなし。そこからスクロール・2ページ目・並び替えで探し直した
Copilot Studio のテスト画面(2026-10-24)
Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ 何度も繰り返して、止まらないことも
何度も繰り返して、止まらないことも
同じ1文で、検索語だけまだイベントのない講座名(コパスタ45)に変えて頼んだ
検索語を変える → 候補の「コパスタ45」を選び直す → 0件 → また…。終わる様子がなく、人が止めた
この日の3回で消費したクレジット
355(約¥426)
Copilot Studio のテスト画面(2026-10-24 22:0x〜22:11 ごろ停止)・管理センターの消費量
Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ 第3章 なぜ
今日のゴール:AI が画面を操作する時代に、PAD をやる意味を見つける
第3章 なぜ
なぜ、行ったり来たり
するのか
第2章で分かったこと:ざっくり頼んでも答えにはたどり着く。ただし行ったり来たりして、止まらないこともあり、そのぶんコストがかかる
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ AI は毎回ゼロから考える。だから道筋が毎回変わる
考察 1
AI は毎回ゼロから考える。だから道筋が毎回変わる

PAD:考えるのは、作るときの1回だけ

AI:実行のたびに、毎回ゼロから考える
ざっくり頼んだときに起きたこと
同じ作業なのに、AI は毎回ちがう道をたどった。答えの画面を手放し、遠回りした
つまり
PAD は考えるのを作るときに済ませている。AI は実行のたびに考え直す
仕事に置き換えると
新人に毎回口で説明するか、手順書を1回作って渡すか

Happy Low-Code / Haru
PAD ×
Computer use
次へ ▶ 書いていないことは、AI がその場で考えて補う
考察 2
書いていないことは、AI がその場で考えて補う
AI の考え(8月14日・そのまま)「コパスタ45」という正確な名前で検索しても結果が見つかりません。別の検索方法を試してみます。
AI の考え(10月24日②・そのまま)該当するイベントが見つかりませんでした。検索キーワードを変更してみます。「コパスタ」だけで検索してみましょう。
指示:「コパスタ45 で検索して、
次回イベントの日付と URL を記録して」
▼
AI は「イベントはある」前提で読んだ
▼
0件を「答え」ではなく「探し方の失敗」と受け取り、気を利かせて探し続けた
ざっくりした1文には、どこを押すか・0件ならどうするか・どう確かめるかが書いていない。そこを AI が毎回その場で考えるので、行ったり来たりする
Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ PAD は止まって知らせる。AI は止まらない
考察 3
PAD は止まって知らせる。AI は止まらない

PAD:止まって知らせた
「フォーム フィールドが見つかりません」

AI:0件のまま回り続けた
終わる様子がなく、人が止めた
ざっくり頼んだときに起きたこと
PAD は準備中に、検索欄が見つからず止まった。AI は 0件でも探し続けた
つまり
止まる=「ここを確かめて」と人に声をかけてくれること
仕事に置き換えると
分からないと聞きに来る新人と、黙って自己流で進める新人

Happy Low-Code / Haru
PAD ×
Computer use
次へ ▶ 第4章 PAD をやる意味
今日のゴール:AI が画面を操作する時代に、PAD をやる意味を見つける
第4章 PAD をやる意味
AI が画面を操作する時代に、
PAD をやる意味は何か
第3章で分かったこと
1AI は毎回ゼロから考える。だから道筋が毎回変わる
2書いていないことは、AI がその場で補う
3PAD は止まって知らせる。AI は止まらない
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ 師匠の言葉は、AI 時代の答えだった
最初の話に戻ります
師匠の言葉は、AI 時代の答えだった
PAD を始めたとき、師匠に言われたこと
① 業務フローを整理する
② 断捨離する
③ 手順を1つずつ Excel に書く
(クリック1つまで)
今日の実験で分かったこと
棚卸し:何をしているか全部出す
断捨離・適切化:あいまいさを決めきる
言語化:誰でも同じに動く言葉に
=AI への良い指示
よく言う「プロンプトの書き方」の中身は、この3つをやったあとに書く言葉そのもの
Happy Low-Code / Haru
いまの話:PAD
次へ ▶ 師匠の Excel 表で、AI のつまずきは防げていた
師匠の Excel 表で、AI のつまずきは防げていた
PA45の次回を調べる_手順.xlsx
| A | B | C | D | E |
| 1 | 画面 | 操作 | 対象 | 入力・値 | 確かめること・止めどころ |
| 2 | Edge | 開く | connpass | https://connpass.com/ | トップが出たか |
| 3 | トップ | クリック | 検索欄 | ― | ― |
| 4 | トップ | 入力 | 検索欄 | ②PowerAutomate45(変えない) | ― |
| 5 | トップ | クリック | 🔍 ボタン | ― | ①開催前だけ・2件か |
| 6 | 検索結果 | クリック | 1件目のタイトル | ― | ③0件なら、ここで止める |
| 7 | イベント | 読み取る | 開催日時 | ― | ④PA45 の回か確かめる |
| 8 | ― | 表示する | メッセージ | 日付と URL | ― |
AI のつまずき:
①近道を手放した
②検索語を変えた
③回り続けた
④確かめずに答えた
この表は、そのまま PAD のフローにも、AI への指示にもなる
今日の題材を、師匠の教えのとおりに書いた例
Happy Low-Code / Haru
いまの話:PAD
次へ ▶ 師匠の手順を渡したら、遠回りせずに答えた
師匠の手順を渡したら、遠回りせずに答えた
1候補は選ばず、自分で入力した(指示どおり)
22件の画面のまま、タイトルの文字を押した
3正解:10/29 20:15〜、URL つき
Copilot Studio のテスト画面(2026-10-26 12:09〜12:11 ごろ・Claude Sonnet 4.5・1回分)。最初にざっくり頼んだときと同じ検索語・同じモデル
Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ 師匠の手順を、Computer use に渡したら
つまり
師匠の手順を、
Computer use に渡したら…
ちゃんとできた
師匠の表を、13行の手順にして渡した
→ 候補を選ばず、タイトルを押して正解(10/26 実測)
次へ ▶ PAD は決めないと動かない
PAD は決めないと動かない


PAD
1つでもあいまいだと
作れない・動かない
今回:検索欄の住所があいまいで止まった


AI
あいまいなままでも
それらしく動く
今回:存在しない講座名でも動き続けた
止まる → 原因が分かる → 直す、を作るたびに繰り返す。だから「どこで止まりうるか」を先に考える力(失敗の想像力)が身につく
AI は止まらないので、その想像を先に指示に書いておくしかない
Happy Low-Code / Haru
PAD ×
Computer use
次へ ▶ AI を確実にしようとするほど、指示は手順に近づく
PAD をやる意味
AI を確実にしようとするほど、指示は手順に近づく
AI に任せるかどうかは、オンかオフではなく、どこまで人が先に決めておくかの目盛り。
人が決めるのは「何を・どこまで」、AI に任せるのは「どこを押すか」
Happy Low-Code / Haru
PAD ×
Computer use
次へ ▶ AI が賢くなるほど、決めきって言葉にする力の価値は上がる
よく出る反論:「AI が賢くなれば、あいまいでも大丈夫では?」
AI が賢くなるほど、
決めきって言葉にする力の価値は上がる
賢くなるほど、あいまいな指示でも
それらしく、上手に進む
→ 間違いに気づく機会は、むしろ減る
(今回の「別のイベントを確認できました」のように)
Happy Low-Code / Haru
PAD ×
Computer use
次へ ▶ PAD は、棚卸し・断捨離・言語化の力を鍛える場所。その力が、そのまま AI への指示になる
まとめ:AI が画面を操作する時代に、PAD をやる意味
PAD は、棚卸し・断捨離・言語化の力を鍛える場所。
その力が、そのまま AI への指示になる

仕事として
毎回同じに動き、想定外なら止まって知らせてほしい仕事

力として
業務を決めきって言葉にする力。AI に渡すときにそのまま使える
私の自動化も、2022年に PAD から始まった。非IT の現場で身につけたのは、この力だった
Happy Low-Code / Haru
PAD ×
Computer use
次へ ▶ 持ち帰り3つ:明日、業務を1つ選んで
持ち帰り3つ:明日、業務を1つ選んで

① 棚卸し
手順を全部書き出す
毎回やっていることを、順番に

② 断捨離・適切化
要らない手順を捨て、
あいまいさを決めきる
どこから・何を・どこで止める

③ 言語化
誰でも同じに動く言葉にする
PAD のフローにも、AI の指示にもなる
Happy Low-Code / Haru
PAD ×
Computer use
次へ ▶ ありがとうございました
は
ありがとうございました
X:@isamu_Automate
Happy Low-Code / Haru