自己紹介

ははる
はる(Haru)
X:@isamu_Automate
製造業・非IT部門からのスタート
社内:Power Platform の推進・講座
社外:Power Automate 45分講座 PA45 を毎週開催/PLUG(広島)発起人
Microsoft Certified Trainer
Microsoft 認定トレーナー
2026年10月〜
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ これまでの歩み:私の自動化は PAD から始まった

これまでの歩み:私の自動化は PAD から始まった

2007201620192021202220232026 2007 製造業に入社製造技術の現場で15年 〜2021 くすぶり期間自分の強みは?と内省 2022 運命の勘違い産業ロボットの講座だと思ったらRPA(UiPath・PAD)だった 2023 推進役に挙手未経験から社内DXへ 2025-2026PLUG・PA45 を開始MCT に認定

気持ちの上がり下がりをグラフにしたもの(2026-03 一歩をフミダセTV で話した内容より)

Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ PAD を始めたとき、師匠に最初に言われたこと

PAD を始めたとき、師匠に最初に言われたこと

会社の PAD の師匠フローを作り始める前に、業務フローを整理して、断捨離して、手順を1つずつ Excel に書くこと。クリック1つまで。
① 業務フローを整理
今どんな順で
何をしているか
▶
② 断捨離
要らない手順は
捨てる
▶
1234
③ Excel に1つずつ
手順を書く
クリック1つまで

この話は、最後にもう一度出てきます

Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ 師匠に書けと言われた表(今日の題材で書くと)

師匠に書けと言われた表(今日の題材で書くと)

人なら1分の作業でも、1行に1つの操作・クリック1つまで書く

PA45の次回を調べる_手順.xlsx
ABCDE
1画面操作対象入力・値確かめること・止めどころ
2Edge開くconnpasshttps://connpass.com/トップが出たか
3トップクリック検索欄――
4トップ入力検索欄PowerAutomate45(変えない)―
5トップクリック🔍 ボタン―開催前だけ・2件か
6検索結果クリック1件目のタイトル―0件なら、ここで止める
7イベント読み取る開催日時―PA45 の回か確かめる
8―表示するメッセージ日付と URL―

今日の題材を、師匠の教えのとおりに書いた例(第4章でもう一度使う)

Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ ちょっと面倒
正直な気持ちは……
ちょっと面倒……
早くフローを作って、動かしたいのに
次へ ▶ きょうの問い

きょうの問い

AI が画面を見て、クリックも入力もする時代になった
Copilot Studio の Computer use

では、
PAD をやる意味は
まだあるのか

イラスト:いらすとや

Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ 今日の2つの道具は、どこにあるのか

今日の2つの道具は、どこにあるのか

Microsoft 365 毎日使うアプリ Outlook Teams SharePoint OneDrive など つなぐ Power Platform ローコードで、業務の仕組みを自分で作る道具のまとまり Power Automate 決めた手順で動く「フロー」を作る クラウド フローメール・Teams・リストなどをつなぐ PAD(デスクトップ フロー)パソコンの画面を、決めた手順でクリック・入力する(RPA) ← 今日の比較 その1 Copilot Studio AI のエージェントを作る エージェント道具(ツール)を使って仕事をする Computer use(ツール)AI が画面を見て、その場で考えてクリック・入力する ← 今日の比較 その2

Copilot Studio は Power Platform の一員。Computer use は Copilot Studio のエージェントが使うツールの1つ(Microsoft Learn)

Happy Low-Code / Haru
PAD × Computer use
次へ ▶ PAD とは:決めた手順で、画面を操作する

PAD とは:決めた手順で、画面を操作する

部品を1つずつ指定して、順番に並べる(実画面)

Power Automate for desktop の略。いわゆる RPA
検索欄・ボタンなど、
押す場所を人が決めて並べる
Windows 10/11 なら、
手元で人が動かす使い方は追加費用なし

Microsoft Learn「Power Automate licensing FAQ」(2026-09-22 確認)

Happy Low-Code / Haru
いまの話:PAD
次へ ▶ Computer use とは:AI が画面を見て、操作する

Computer use とは:AI が画面を見て、操作する

AI が画面を見て、次に押す場所を決める(実画面)

Copilot Studio の
エージェントが使うツールの1つ
やりたいことを文章で頼む。
押す場所はAI がその場で決める
1手ごとに Copilot クレジット
(標準モデルで5)

Microsoft Learn「Automate web and desktop apps with computer use」(2026-10-20 更新)

Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ 2つを人にたとえると
同じ仕事ができる2つ。でも性格はまったく違う。人にたとえると……
PAD
真面目すぎる人
決めた手順以外は、やらない
1つでもズレたら、そこで止まる
vs
Computer use
臨機応変に進める人
とりあえずやってみて、ダメなら別の手
その場で考えながら、どんどん進む
イラスト:いらすとや
次へ ▶ ゴールまでの道のり

ゴールまでの道のり

ゴール:AI が画面を操作する時代に、PAD をやる意味を見つける

1
しくみ
中で何が起きているか
2
ざっくり頼むと
1文で頼んでみた
3
なぜ
行ったり来たりする理由
4
PAD をやる意味
今日の答え
Happy Low-Code / Haru
次へ ▶ 第1章 しくみ

題材:毎週やっている、4ステップの画面作業

connpass(勉強会の申込みサイト)で、PA45 の次回の日付と URLを控える

1connpass を開く
2入れて🔍を押す
「PowerAutomate45」
31件目を押す
4日付とURLを控える
Happy Low-Code / Haru
PAD × Computer use
次へ ▶ PAD:作るときに決めて、そのとおりに押す

PAD:作るときに決めて、そのとおりに押す

最後に「2026/10/29(木)」と表示(実画面)

作るのにかかった時間
6分30秒
正解
第33回 10/29(木)
検索結果のページを直接開く形に、人が直した(4アクション)

Power Automate for desktop の実画面(2026-10-25)

メモ:▶の前に Edge を完全に閉じる/スライドは Chrome で開く/URL は 2026/10/26 固定
Happy Low-Code / Haru
▶ デモPAD を実行いまの話:PAD
次へ ▶ Computer use:やりたいことを文章1つで頼む

Computer use:やりたいことを文章1つで頼む

手順の欄に書いたのは、この1文だけ(実画面)

「コンピューターを使用するエージェント」

動かす場所=ホスト型ブラウザー(仮想PC)

Copilot Studio の実画面(2026-08-14・2026-10-24)/モデル:Claude Sonnet 4.5

Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ Computer use は「撮る→考える→押す」のくり返し

Computer use は「撮る→考える→押す」のくり返し

① 画面を撮る ② 考える ③ 押す・入力 終わるまで くり返す

左に流れる AI の考え(実画面)

Copilot Studio のテスト画面(2026-10-24)

Happy Low-Code / Haru
▶ デモComputer use を実行(PowerAutomate45)いまの話:Computer use
次へ ▶ 第2章 ざっくり頼むと

ざっくりした1文で頼むと:答えは合っていた

頼んだ文
(これだけ)
https://connpass.com を開き、「PowerAutomate45」で検索して、次回イベントの日付とURLを記録してください。
どこを押すか・0件ならどうするか・どう確かめるかは、書いていない

最後の答え(実画面)

開いたイベントのページ

答え
正しい
手数
11
クレジット
55
約¥66

2026-10-24 実測。1手5クレジット=Microsoft Learn computer-use(Claude Sonnet 4.5=標準)/テスト実行も消費される(管理センターで確認)/¥換算=25,000クレジット ¥29,985 のパック単価

Happy Low-Code / Haru
↩ デモの結果17枚目で動かした分いまの話:Computer use
次へ ▶ ただし途中で、答えの画面を手放し、行ったり来たり

ただし途中で、答えの画面を手放し、行ったり来たり

最初の検索:2件(開催前だけ)。答えはここ

押し間違えて戻ると:37件(過去回も全部)

アドレス欄:最初は開催日の絞り込みつき → あとは絞り込みなし。そこからスクロール・2ページ目・並び替えで探し直した

Copilot Studio のテスト画面(2026-10-24)

Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ 何度も繰り返して、止まらないことも

何度も繰り返して、止まらないことも

同じ1文で、検索語だけまだイベントのない講座名(コパスタ45)に変えて頼んだ

同じ考えが何度も続く(実画面)

画面はずっと0件のまま

検索語を変える → 候補の「コパスタ45」を選び直す → 0件 → また…。終わる様子がなく、人が止めた
この日の3回で消費したクレジット
355(約¥426)

Copilot Studio のテスト画面(2026-10-24 22:0x〜22:11 ごろ停止)・管理センターの消費量

Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ 第3章 なぜ
考察 1

AI は毎回ゼロから考える。だから道筋が毎回変わる

Power Automate DesktopPAD:考えるのは、作るときの1回だけ
考える 6分30秒
実行
実行
実行
…毎回同じ道
Copilot StudioAI:実行のたびに、毎回ゼロから考える
考
押
考
押
考
押
考
押
考
押
考
押
考
押
ざっくり頼んだときに起きたこと
同じ作業なのに、AI は毎回ちがう道をたどった。答えの画面を手放し、遠回りした
つまり
PAD は考えるのを作るときに済ませている。AI は実行のたびに考え直す
仕事に置き換えると
新人に毎回口で説明するか、手順書を1回作って渡すか
Happy Low-Code / Haru
PAD × Computer use
次へ ▶ 書いていないことは、AI がその場で考えて補う
考察 2

書いていないことは、AI がその場で考えて補う

AI の考え(8月14日・そのまま)「コパスタ45」という正確な名前で検索しても結果が見つかりません。別の検索方法を試してみます。
AI の考え(10月24日②・そのまま)該当するイベントが見つかりませんでした。検索キーワードを変更してみます。「コパスタ」だけで検索してみましょう。
指示:「コパスタ45 で検索して、
次回イベントの日付と URL を記録して」
▼
AI は「イベントはある」前提で読んだ
▼
0件を「答え」ではなく「探し方の失敗」と受け取り、気を利かせて探し続けた
ざっくりした1文には、どこを押すか・0件ならどうするか・どう確かめるかが書いていない。そこを AI が毎回その場で考えるので、行ったり来たりする
Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ PAD は止まって知らせる。AI は止まらない
考察 3

PAD は止まって知らせる。AI は止まらない

Power Automate Desktop PAD:止まって知らせた

「フォーム フィールドが見つかりません」

Copilot Studio AI:0件のまま回り続けた

終わる様子がなく、人が止めた

ざっくり頼んだときに起きたこと
PAD は準備中に、検索欄が見つからず止まった。AI は 0件でも探し続けた
つまり
止まる=「ここを確かめて」と人に声をかけてくれること
仕事に置き換えると
分からないと聞きに来る新人と、黙って自己流で進める新人
Happy Low-Code / Haru
PAD × Computer use
次へ ▶ 第4章 PAD をやる意味

師匠の Excel 表で、AI のつまずきは防げていた

PA45の次回を調べる_手順.xlsx
ABCDE
1画面操作対象入力・値確かめること・止めどころ
2Edge開くconnpasshttps://connpass.com/トップが出たか
3トップクリック検索欄――
4トップ入力検索欄②PowerAutomate45(変えない)―
5トップクリック🔍 ボタン―①開催前だけ・2件か
6検索結果クリック1件目のタイトル―③0件なら、ここで止める
7イベント読み取る開催日時―④PA45 の回か確かめる
8―表示するメッセージ日付と URL―
AI のつまずき:
①近道を手放した
②検索語を変えた
③回り続けた
④確かめずに答えた
この表は、そのまま PAD のフローにも、AI への指示にもなる

今日の題材を、師匠の教えのとおりに書いた例

Happy Low-Code / Haru
いまの話:PAD
次へ ▶ 師匠の手順を渡したら、遠回りせずに答えた

師匠の手順を渡したら、遠回りせずに答えた

手順の欄に書いた13行(実画面)

AI の考え(実画面)

最後に開いたページ=第33回

1候補は選ばず、自分で入力した(指示どおり)
22件の画面のまま、タイトルの文字を押した
3正解:10/29 20:15〜、URL つき

Copilot Studio のテスト画面(2026-10-26 12:09〜12:11 ごろ・Claude Sonnet 4.5・1回分)。最初にざっくり頼んだときと同じ検索語・同じモデル

Happy Low-Code / Haru
いまの話:Computer use
次へ ▶ 師匠の手順を、Computer use に渡したら
つまり
師匠の手順を、
Computer use に渡したら…
ちゃんとできた
師匠の表を、13行の手順にして渡した
→ 候補を選ばず、タイトルを押して正解(10/26 実測)
次へ ▶ PAD は決めないと動かない

PAD は決めないと動かない

Power Automate DesktopPAD
1つでもあいまいだと
作れない・動かない
今回:検索欄の住所があいまいで止まった
Copilot StudioAI
あいまいなままでも
それらしく動く
今回:存在しない講座名でも動き続けた
止まる → 原因が分かる → 直す、を作るたびに繰り返す。だから「どこで止まりうるか」を先に考える力(失敗の想像力)が身につく
AI は止まらないので、その想像を先に指示に書いておくしかない
Happy Low-Code / Haru
PAD × Computer use
次へ ▶ AI を確実にしようとするほど、指示は手順に近づく
PAD をやる意味

AI を確実にしようとするほど、指示は手順に近づく

指示 1文今回の実験 + どこから開始 URL の条件 + 何を検索語を変えない + どこで止める0件なら終える + どう確かめるURL を添えて返す ほぼ PAD の手順と同じ AI が毎回その場で考える 人が先に決めておく
AI に任せるかどうかは、オンかオフではなく、どこまで人が先に決めておくかの目盛り。
人が決めるのは「何を・どこまで」、AI に任せるのは「どこを押すか」
Happy Low-Code / Haru
PAD × Computer use
次へ ▶ AI が賢くなるほど、決めきって言葉にする力の価値は上がる

持ち帰り3つ:明日、業務を1つ選んで

① 棚卸し
手順を全部書き出す
毎回やっていることを、順番に
② 断捨離・適切化
要らない手順を捨て、
あいまいさを決めきる
どこから・何を・どこで止める
③ 言語化
誰でも同じに動く言葉にする
PAD のフローにも、AI の指示にもなる
Happy Low-Code / Haru
PAD × Computer use
次へ ▶ ありがとうございました
ははる

ありがとうございました

X:@isamu_Automate

Happy Low-Code / Haru