自己紹介

ははる
はる(Haru)
X:@isamu_Automate
  • メーカー勤務・非ITスタート(製造・生産技術の現場から)
  • 社内:Power Automate の講座を推進(2023〜)+ Copilot 推進
  • 社外:connpass で PA45 を主催 / 社外 Power Platform コミュニティ PLUG 運営メンバー
  • automate136.com で発信

今日は所属を脇に置いて、個人の見解でお話します。

登壇するはる
なんでもCopilot 大阪 / はる

毎週やっています ── Power Automate 45(PA45)

初心者向け・無料・オンライン。なぜ? ── 自動化の 「間口」 を広げたいから。

ねらいは "これから始める人" 入門者を "どんどん" 増やす 初心者専用・無料・毎週

そして ── これまで13回、毎週ひとつずつ。続けるほど、入口は広がっていく。

第14回も
今週開催

続けるほど、入口は広がっていく。

なんでもCopilot 大阪 / はる

少し背景を ── 推進してきて、感じた2つのこと

事務作業に忙殺される人
毎日、雑務に忙殺…
2023〜 Power Automate Desktop 推進 → 2025〜 Power Platform・Copilot 推進
気づき ①
学ぶ時間が、そもそも無い
みんな日々の事務作業・雑務に忙殺され、Power Platform などを勉強して開発する時間がとれない。
気づき ②
ローコードでも、学習コストは高い
「作れる」ようになるには 多くの学習コストがかかる。いきなり全員が開発、は難しい。

だからこそ、一度 立ち止まって考えました ── そもそも、何のために自動化するのか?

なんでもCopilot 大阪 / はる

ひとつ、質問させてください

入社のとき、面接で

「この会社で、
これがやりたい」

── と語った、あの仕事。それこそが ──

あなたの 「価値を生む仕事」

↓

その仕事、いま ──

実現できていますか?

面接の様子
なんでもCopilot 大阪 / はる

だから ── 私が考える「DXの目的」

人が "価値を生む仕事" に使える時間を、確保すること。

── これが、DXの目的だと私は考えています。

DX=Copilot や Power Platform を活用して、効率化で時間を生むこと。空いた時間を、人にしかできない仕事へ。

価値ある仕事で活躍する人たち
なんでもCopilot 大阪 / はる

DX で時間を生み ── "やりたい仕事" へ戻す

面接で語った「やりたい仕事」に、もう一度 時間を使えるように。

① DXで効率化
ムダ・手作業
を減らす
Copilot / Power Platform
→
② 時間が生まれる
空き時間が
できる
→
③ 価値を生む仕事へ
やりたい仕事に
時間を注ぐ

効率化はゴールじゃない。生んだ時間を "価値を生む仕事" に回す ── そこまでがDX。

楽しく働く人 楽しく働く人
なんでもCopilot 大阪 / はる

今日の流れ

1なぜやるのか── DXの目的
2どう "使ってもらう" か── 教育の工夫(使うだけ)
3どう "成果" に変えるか── 全自動で見える化
4どう "続けてもらう" か── Copilot・楽しさの仕掛け

そして最後に ── これからのコミュニティの話を。

なんでもCopilot 大阪 / はる

Power Automate を推進してきて、ぶつかった悩み

講座をやればやるほど、こういう壁にぶつかりました。

① 教育と効率化が直結しない
講座はやった。でも業務が楽になったか分からない
② 作る人が生まれない
市民開発を目指したのに、続けて作る人が育たない
③ やらされ感が出る
「業務命令で Power Automate」だと、前向きな熱量が続かない
④ 成果が見えない
頑張りが数字にならず、実感を持てない
悩む様子

この中でも今日は ──「教育と効率化が直結しない」と「成果が見えない」をどう解いたか、に絞ります。

なんでもCopilot 大阪 / はる

これまでの教育(2023〜)

目標は Power Automate Desktop の市民開発 ── 「自分でフローを作れる人」を増やすこと。

でも、継続してフローを
"作る人" が、なかなか生まれない。

講座は開く。盛り上がる。…けど、現場で作り続ける人にはつながらなかった。なぜだろう?

講座を受ける人たち
なんでもCopilot 大阪 / はる

理由を考えてみた ── みんな、忙しすぎる

受講する人たちの日常は、こんな感じ。

  • 量産準備・予算申請・設備手配
  • 報告資料の作成、データのとりまとめ
  • 現場での工事立会、定例会議への参加 … 等々

新しい Power Automate を、
ゼロから学んで作る ── そんな余裕のある環境じゃない。

忙しくて疲れた様子
なんでもCopilot 大阪 / はる

「作る」の前に ── まず登る2段がある

"使う" と "作る" の間には、大きな段差。だから順番が大事。

↑ 難易度
1
知る
まずは、ここまで! 2
使う
大きな段差
= 学習コスト
3
作る
市民開発(別ステップ)
作るへ登る人

これまでは "作る"(ハンズオン) を目指していた。でも、まず "知る→使う" を社内講座のメインに。"作る" は、また別の階段。

なんでもCopilot 大阪 / はる

講座の進め方 ── まず "作る" より "使う" から

普通の研修は、いきなり "自分で作れる人" を育てるところから始めがちです。でも Power Automate Desktop の頃から、市民開発者を育てるのは想像以上に大変だと感じてきました。みんな、日々の業務でとても忙しいからです。
だから今は ── "作る" の前に、配ったフローを "使ってもらうだけ" の講座にしています。(Power Automate のフローは ZIP で配れて、取り込めばその日から動きます。)

知る:オンライン講座で学ぶ
① 知る
→
使う:配布されたフローを使う
② 使う
→
自動化される:Power Automate が自動で動き、成果が出る
③ 自動化される

受講者は、受け取ったサンプルフローを
「使うだけ」

受講者は、
フローを 「作らない」

なんでもCopilot 大阪 / はる

しかけ ── 成果を "全自動" でためる

配るフロー全部に、ひと工夫を仕込みました。

STEP 1
配布フローに
実行履歴アクションを仕込む
→
STEP 2
使うたびに
実行者・フロー名・部署を記録
→
STEP 3
毎朝・無人で
自動集計(人は何もしない)

受講者が "使うたび" に、成果データが勝手にたまっていく。

ダッシュボードのグラフ
データがグラフに
なんでもCopilot 大阪 / はる

使うほど、成果が "自動で" 積み上がる

毎日
自動更新!
効率化効果ダッシュボード
ダッシュボード画像をここに
assets/photos/dashboard.png
成果を見て楽しそうに話す受講者たち

自分の成果が 数字で見える と、
それが 楽しさ・やる気 につながる。

毎日自動更新。「あなたの自動化が、これだけ会社に貢献しています」 が、一人ひとりに見える。

なんでもCopilot 大阪 / はる

もうひとつの壁 ──「質問できない」

ははる
"使うだけ"でも、つまずくと「これ、誰に聞けば…」で止まっちゃう。
でも講師は私ひとり。気軽に質問できる相手が要る。
Copilot

そこで、Copilot で "講師の代わり" エージェントを自作

私自身が Copilot に Power Automate を質問して "困ったこと" を全部洗い出し、的確に答えるようプロンプトをチューニング。→ 24時間・誰でも・気兼ねなく聞ける。

なんでもCopilot 大阪 / はる

"講師の代わり" を支える ── プロンプト設計の勘どころ

私がCopilotに質問して "困ったこと" を、ぜんぶ先回りで仕込みました。

① 役割を固定
「Power Automate先生」=失敗しない手順でやさしく案内
② 日本語UI徹底
英語UI用語は出さない。"どこで・何を選び・どう入力"で書く
③ 目的を毎回明示
各ステップに「何のため」。動的コンテンツは"階層パス"で指定
④ つまずき先回り
日時はUTC→JST/型不一致・null・内部名の罠を回避
⑤ 回答型を固定
概要→構造図→前提→手順→注意→失敗例→テスト→次の一歩
⑥ 最後に励まし
学びを前向きに ── "貢献コメント"でモチベ設計まで

ポイントは "自分がつまずいた所" を全部、先生に覚えさせること。

なんでもCopilot 大阪 / はる

知らぬ間に、"自動化のエスカレーター" に乗っている

階段は自分で登らなくていい。乗るだけで、勝手に上がっていく ── これが講座の最大のねらい。

エスカレーターを上る人
乗れば、上がっていく
GOAL 自分で作る(市民開発)へ
↗
③ 成果がダッシュボードに積み上がる → やる気
↗
② 翌日から、知らぬ間に 自動化が回っている
↗
① まず "使うだけ"(配布した ZIPフロー)= ここに乗るだけ

カギは "使ってもらう" をいかにスムーズにするか。事前に役立つフローをZIPで用意 → 乗った先に成果と市民開発が待つ。

なんでもCopilot 大阪 / はる
ははる

ありがとうございました。

懇親会で、みなさんの「学びを成果に変える工夫」、
ぜひ聞かせてください。

はる(Haru)/ PA45 主催 / automate136.com

なんでもCopilot 大阪 / はる